第29回世界コンピュータ将棋世界選手権の結果と今後のコンピュータ将棋の話
先日、第29回世界コンピュータ将棋選手権に参加してきました。
今年のNoviceはライブラリから脱却し、DeepLearning使ったり、Xeon44台使ったクラスタを組んだりして参加したのですが、
総合 10位
非ライブラリ部門 1位
独創賞受賞
という結果になりました。
厳しい結果となってしまいましたが、
応援して頂いていた方々、本当にありがとうございました。
さて、今後のNoviceですが、来年に向けては
Deep Learningを更に有効活用し、序盤の部分にもっと活用できないかと思っています。
また、Noviceチームでは、プロ棋士の先生と協力関係になれないかと考えています。
序盤の作戦だったり、定跡の開発などで、この協力関係は双方にとって利があるのではないかと思います。
コンピュータ将棋において、プロ棋士の先生方との共存共栄は電王戦の頃から一つの大きなテーマとなっています。
しかし、現状はどうでしょうか、コンピュータ将棋はその世界で強くなり、
プロ棋士の先生は公開されたエンジンを使い各自研究を行う状況ではないでしょうか。
もし、プロ棋士の先生方とコンピュータ将棋開発者がもっと密に協力体制を取れれば、
将棋がもっと進歩していくのではないでしょうか。
ということで、Noviceチームでは協力していただけるプロ棋士の先生をお待ちしております。